中国江西省と北海道の観光プロモーションを目的にした座談会が11日、札幌市内のホテルで開かれた。両地域の行政や観光関係者ら約30人が参加し、それぞれの観光地を紹介した。

 道内在住の中国出身者でつくる北海道華僑華人連合会の主催。江西省側は、世界遺産に登録されている景勝地・廬山(ろざん)など自然に恵まれた観光資源をPR。香港や上海など大都市とのアクセスの良さにも触れた。

 北海道側は富良野のラベンダーや網走の流氷など四季折々の各地域の見どころを紹介。乳製品やスイーツ、海鮮など食の魅力も宣伝した。江西省人民政府の呉忠瓊(ごちゅうけい)副省長は「プロモーションをきっかけに、友好関係の発展に期待したい」と述べた。(土屋航)