2018年11月26日午前、先日の札幌大学孔子学院理事会で新しく選任された荒川裕生理事長と汪志平学院長そして余六一副学院長(漢弁派遣)が中国駐札幌総領事館を訪れ,孫振勇総領事、張毅教育担当領事に就任のご挨拶を行いました。

孫総領事はまず、荒川裕生理事長の札幌大学孔子学院理事長就任、そして汪志平学院長の学院長就任に祝意を表し、荒川理事長のもとで必ず新しい局面が切り拓かれ、札幌大学孔子学院が北海道と中国との教育・文化・ビジネス等の交流のプラットフォームになると信じていると述べました。

続いて、孫総領事は自分が三年半ほど前に札幌に赴任した時に、当時北海道副知事だった荒川理事長との交流を振り返りながら、北海道と中国がこの間に農業・牧畜産業・航空・観光などにおける急速な往来発展の状況を紹介し、特に今年五月に中国の李克強総理が北海道を訪問した後、中国では北海道の知名度と魅力度が急上昇していることを紹介されました。

北海道を訪れている多数の中国人観光客は巨大なビジネスチャンスをもたらすと同時に、道内ホテルの宿泊料金が大幅に上昇してしまい、総領事自身も出張する際に大きな財務的なプレッシャーを感じていると自らの体験を紹介しました。近い将来に、北海道から広東省や東北地区への直行便が開通されると、さらに多くの観光客が殺到するだろうと予測されました。

さらに、孫総領事はご自身の故郷である山東省は孔子と孟子の生地でもあり、悠久の歴史と濃厚な文化の雰囲気に包まれる素晴らしい地域なので、荒川理事長に是非一度訪れてほしいと強く勧めました。

最後に、孫総領事は札幌大学孔子学院に対して、中国の文化と言語の宣伝・普及,道民の中国経済・社会の理解において一層大きな役割を果たすことを期待し、また札幌大学孔子学院は総領事館の場所を利用して様々なイベントを開催できると述べました。そして中国旧暦新年である春節の時期に、総領事館と札幌大学孔子学院が共催して新春レセプションをやってはどうかと提案されました。

最後に、孫総領事は札幌大学孔子学院に対して、中国の文化と言語の宣伝・普及、道民の中国経済・社会の理解において一層大きな役割を果たすことの期待を表明されました。

荒川理事長は札幌大学孔子学院の諸事業に対する中国総領事館の支援を期待し、汪学院長は今後の活動展開において総領事館の提案に積極的に取り組み、より優れた成果を上げるように努力していくとの決意を述べました。